大阪狭山市の民間こども園視察しました

こんにちは。田平まゆみです☆
大阪狭山市の民間こども園である、「やまもとこども園」を、運動団体の皆さんとご一緒に視察してまいりました!園長先生にご案内いただきました。

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▼入り口を入るとまず、ITのカードリーダーが!これで来た時間、帰る時間を管理しています。補助金が100万円おりて設置されたそう。手入力も可能。IMG_6045

▼こども園に来たら、自分で脱ぎ着ができる子は自分でハンガーに上着をかけて、小さい子は保護者の方が上の段にかけてあげるのだそう。IMG_6047

▼ドアが開かないようにする際は、鍵をかけるのではなく、こうして棒を差し込む方式
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▼給食を食べる部屋。椅子がいっぱい重ねてありました。椅子は先生の負担を軽くするため軽いものにしているそう。IMG_6053

▼こどもは隅っこが好き、という事で、階段下の空きスペースを利用して一人になりたい子のためのスペースを作っているそう。IMG_6054

▼市が貸し出している本。順番に各園にまわしているそうですが、返さないといけないので、紛失したりしないように、高いところに置いている、とのこと。
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▼給食の献立表IMG_6071

▼室内の温水プール。園長先生が水泳を教えるそう。黄緑色の周りの部分はカビ対策のためずっと床暖房を入れているそう。IMG_6074

▼有名な設計士さんが設計された遊具だそう。IMG_6076

▼園庭。見学に伺った時は室内でお遊びやダンスのレッスンをされていました。IMG_6078

★「やまもとこども園」は民間の認定こども園で、きらり保育園やみどり保育園をされている社会福祉法人さんがされています。

もともと公立幼稚園でしたが、最後には4人しか応募がなかったということで、廃園になり、入札で落札し、25年に80人定員の保育園として認可をとったということです。

80人定員ですが、今は15%多い92人(2.3号こども)+11人(1号こども)=103人来ているとのこと。

正規職員が13人でローテーション、嘱託職員が2人、パートさんが5,6人。

建物は、部屋の広さやその他の施設も含めて、そのまま使うのは無理との判断で、一度すべてこわして、一から建て直したそうです。

「もともとの建物を利用して幼保連携型認定こども園をするのは、どう考えても無理があるわよね〜!」という声が参加者から多数でました。

幼保連携型認定こども園になってからの大きく変わったのは、保育料の請求のしかただとおっしゃっていました。

保護者から直接もらう分を差し引いて、残りを市に請求する、というかたちになり、親に言いにくい部分もあるだろうな、と思いました。

1号こどもについては、保護者と直接契約して、園から市に何人申し込みがあったかを伝え、人数に応じて市から支払われます。

2号こどもについては、契約は今までと一緒で市を通しての支払いだが、保護者と園の間にも契約書は作っているとのことでした。

今回視察に行ってみてよく分かりましたが、こども園は本当に複雑です。

ひとつとして全く同じ条件のこども園はなく、こども園の善し悪し、問題点はいちがいには言えない、ということでした。

しかし、年間スケジュールがびっしりと決まっており、見学参加者の中には、保育というよりも、こどものデイサービスに近いという印象をもたれた方もありました。

大阪狭山市にはあまり保育運動というものがないそうです。

もともと2園あった公立の保育園は一つは民間に、もう一つはこども園になり、もともと6園あった公立幼稚園はひとつはやまもと園になり、ひとつはすでに落札済み、もうひとつが入札開始予定、そして残るは3つとなります。

すべて市の主導で行われ、市民から公立園をなくして民間園を誘致してほしいという要望があったわけではないようです。

富田林市には伝統的なまでの保育運動があり、保護者も保育従事者の皆さんも一緒に市に働きかけ、充実した保育環境を築き上げてきた歴史があります。

選択肢を増やすために「幼保連携型認定こども園」を作る、というのが市の事務局側の幼保あり方検討委員会での説明でしたが、保護者の声でも先生達の声でもなかったものです。

政府からの鶴の一声で、今まで築き上げて来られた保育水準にヒビが入るようなことは、絶対にさけたい!

まだまだ、他市での失敗例と成功例をたくさん見聞し、保護者の声と先生達の声をたくさんお聞きする必要を感じました。

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