今、子どもの育ちにとって大切なこと

こんにちは!田平まゆみです。

全国保育合同研究集会、本日が最終日でした。
大阪の保育の歴史をつづる開催地企画の劇があり、構成も面白く、ベテランの先生方が5歳児の役柄を見事に(笑)演じきっておられ圧倒されました!

笑いを随所に散りばめながらも今までの、そしてこれからの保育運動の大切さを改めて感じさせる素晴らしい内容でした☆

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そして、白石正久さん(龍谷大学)の記念講演「今、子どもの育ちにとって、大切なことは何か」を聴きました。
発達(development)=包まれたものを開く
決して無理矢理こじ開けるのではなく、無条件の絶対的共感を送りながら子ども達の発達要求に寄り添い丁寧に受け止めること。。
困難に直面した時、矛盾を乗り越えようとする子どもたちの姿を美しいと思える感性。そして、それを支え励まし、時には矛盾を乗り越える道は1つではないと、別の道そっと提案することも子どもの発達段階や、子どもの心の動きに寄り添う事ができる保育士さんだからこそできる事。
1次元(1才)、2次元(4才)、3次元(7才)の発達段階というものについて、写真も用いて詳しくやさしく説明してくださりながら、それぞれの段階でその時にしか味わう事ができない貴重な発達過程を急がせる、新たな「保育指針」に警鐘を鳴らしました。
子どもたちの歩み続けるこの発達の道筋の延長線上に、大人になってからも続く、死ぬまで逃れることのできない人間としての発達があるのだと気づかせられました。
子どもたちの日々美しい発達の過程を共に寄り添い、発見できる保育士の仕事はなんて素晴らしいのだろうと思うと同時に、白石先生がおっしゃった「2歳児クラスの職員配置は経済先進国で日本は最低基準。この時期の矛盾に対する支えは重要。年長クラスでも支えを要する子が多くいる。職員配置基準の見直しが必要」との言葉を聴いて、子どもたちの表情やしぐさから見られる発達要求の輝きを見逃さないだけの配置を、引き続き求めていかなければと強く感じました。

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