議会の歴史・成り立ち☆野村 稔さん講演に学ぶ

こんにちは!田平まゆみです。

昨日火曜日は、富田林市議会主催の「市議会議員研修会」がありました☆

講師は、議会制度研究者であり、全国都道府県議会議長会 元議事調査部長  の野村 稔さん。

内容の濃いご講演でした。

戦前の議会と戦後の議会の違いについてから始まり、、議会の成り立ち、どのようにして今の制度が作られていったのかエピソードも交えて分かりやすく。

戦前は年1回だった議会が、年6回になり、現在の年4回になった経緯や、議員報酬がゼロ円だった戦前は、お金持ちしか議員になれなかった事、、、

明治11年に最初に県議会ができ、明治21年に市町村議会ができ、標準語が作られないとA県とB県で議論ができなかったため明治23年になってようやく国会ができたという事。

戦後100条委員会が議会に付与された経緯について。

実は、アメリカの騎兵隊 vs インディアンの戦いの際、インディアンに大量の鉄砲を売った商人がいたため、米騎兵隊が全滅した事件を受け、乱用してはダメという条件のもと作られたのがこの調査権。これを踏襲したのが地方議会の権限を非常に高めた「百条調査権」。

議会の権限を高め、そのうえに立って議員活動を行うことは、住民の利益を向上させることです!と^ – ^

世界中の議会を議長会とともに見てまわり、様々な国の国会の座席配置の特徴などもおっしゃっていました。他の国は全て政党別に固まって座るのに対して、スウェーデンでは、与党と野党が隣合わせの席配置で、お互いが言葉を交わす事で対立を無くす事が狙いだとか。

今の地方議員報酬について、このままでは議員の子どもだけが大学に行けない事態になるとおっしゃっていた事などなど、、、様々な言葉、知識が溢れるように出てきて、追いつくのに必死でした!

けれど、本当に有意義な学びでした。ありがとうございました!

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