「ジョーカー」「寅さん」の感想

こんばんは!田平まゆみです。本日6日から役所は仕事初めです。今日は庁内を挨拶にまわりました。さあ今年も頑張ろう♬

ところで、昨夜ですが久々に映画を2本連続で観ました☆
まずは「ジョーカー」。その後レイトショーで「お帰り寅さん」。どちらも良かった!

◎「ジョーカー」は、『ヴェネチア国際映画祭』最高賞受賞との事ですが、先日釜ヶ崎で出会った方が、絶対観るべきとおっしゃっていたので観ました。
アーサーという1人の男がジョーカーという犯罪者・カリスマ的巨悪になるまでの背景を描いています。舞台であるゴッサムシティは、今の世の中と酷く重なりました。
現に、若者をはじめ、この映画に共感する人が非常に増えているそうです。映画館にも若いカップルなども多くいました。社会からいないように扱われている人々、社会保障の打ち切り、形だけの支援者、富裕層に対し鬱屈した想いを抱えている街の人々がジョーカーをリーダーとして暴動を起こす、、日本でもかつて起こった労働者の暴動と重なります。
この映画は大きく賛否が分かれているようです。私は、この映画は決して悪を肯定するものではないと感じました。
ジョーカーを神のように群衆が崇拝する暴動のシーンで終わったなら話は別かもしれませんが、そうではなく。
支援者との対話のシーンで、今まで全く同じ質問しかしなかった支援者が、変化していた事に希望を感じました。
社会的に弱い立場におかれている人々に傾聴する姿勢、見えない事にされている事実から目をそらすなというメッセージを受け取りました。
バットマンの宿敵のジョーカーを描いたアメコミもの、架空の都市、時代設定の説明も映画の中ではありませんが、異様なまでにリアルに、今の社会に問いを投げかける作品だと感じました。ぜひ観ていただきたい作品です。
アート作品としても楽しめます。

◎「寅さん」は、皆の想い出の中の寅さんが、昔のフィルムで走馬灯のように何度も現れ、その切り替わりがとってもナチュラルでした。CGで寅さんがその場にいるように現れたりする事も。。
寅さんの周りの人達それぞれの人生が途切れず続いていたんだな。と、映画に映っていないそれぞれの生活の時間を想像したりしてそれぞれの人生を愛おしく思うような、ほっこり心温まる正月らしい映画でした☆

ありがとうございました!

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