質問5)文化財行政の充実について

※代表質問1問目と2問目をアップします。答弁については議事録ができておりませんので、文字おこしが出来次第アップしたいと思います。

 つぎに、文化財行政の充実についてうかがいます。本市では、2017年に文化財保護条例が制定されました。その後、さまざまな展示や講座が活発に開催され、文化財保護審議会も開かれて、2019年には初めて市指定文化財に「寺内町絵図7点」が指定されました。

 そこで、市の文化財保護条例制定後、現在までの文化財保護審議会の活動経過と今後の方向性について、また、市指定文化財の指定について、今後のスケジュールをお聞かせください。

 また、私たち日本共産党議員団は、国史跡「新堂廃寺跡・オガンジ池瓦窯跡・お亀石古墳」を史跡公園として活用することをもとめてきましたが、市長の施政方針に、“国史跡「新堂廃寺跡・オガンジ池瓦窯跡・お亀石古墳」の保存活用計画策定に向けて取組を進めてまいります”とありますので、以前からの経過と現状、今後どのように進めていかれるのかお聞かせください。

 これらの国指定の史跡について、史跡公園として有効活用することを以前から求めてきましたが、新堂廃寺跡は府所有の土地であるため、市が直接管理することができない状況です。

 心礎石があった場所を示す表示や、新堂廃寺式伽藍配置の説明パネルを現地に設置するなど、市が積極的に管理できるように、府所有の土地について、無償貸与などの交渉を進めるべきではないかと考えますが、いかがですか。

 様々な企画展などを文化財課の努力により行ってこられている中で、印象的だったもののひとつに、2018年秋に市教育委員会特別展と冠して開かれた「100万年 人と自然の石川谷」があります。

 大阪市立自然史博物館と地学団体研究会大阪支部共催で開かれ、若者にも市の文化財の事を知ってもらうきっかけになればとの思いやアクセスの良さから“きらめき創造館トピック”で特別講座と企画展がもたれました。

 また、あわせて行われた文化財ハイキング「100万年の自然と人をめぐる石川ハイキング」には予定を超える応募があり、府下全域や他府県からも参加されるなど、富田林市の文化財・豊かな歴史に注目が集まりました。

 私も文化財ハイキング、きらめき創造館での講座と展示鑑賞に参加させていただきましたが、とりわけ、寺内町だけではなく、今まで市の歴史資料としてスポットを浴びてこなかった分野にも光が当てられており、100万年前に石川流域に生息していたアケボノゾウの足跡化石や、メタセコイヤといった樹木の化石、世界遺産に指定すべきと地質学者の方が説明の中でおっしゃっていた汐ノ宮火山岩もハイキングコースに入っており、新たな驚きがありました。

 企画展は展示されている資料や充実した説明パネルなど、美しく趣向が凝らされていましたが、展示ホールは中高生の学習スペースとの共用だったため、展示を見に来た人は壁に張り付くようにして鑑賞するしかなく、歩けるスペースが少ししかありませんでした。

 特別展来場者の皆さんからは、その不思議な光景に、なぜこのような事になるのかと疑問の声があがり、アンケートにもそうした声が多かったようです。

 いまだに、南河内で唯一、富田林市だけが郷土資料館も博物館もない市となっています。文化財や歴史を読み解く資料がこれだけ多く残る富田林市に郷土資料館や博物館といった施設がないのか、と本市の文化財行政の在り方を疑問視する声も聞かれました。

 本市では、第一中学校の敷地内にある余裕教室を利用した「埋蔵文化財センター」が歴史資料の保管庫・作業場、一部を展示スペースとされていましたが、これも今現在はほとんど閉鎖されていると聞いており、暮らしの便利帳の市内の主な施設一覧を見ましても、電話番号も載っていません。

 ここは、3階建てですが、エレベーターもなく、資料の上げ下げなど大変な労力がかかります。また、空調も1階の作業場にしかなく、資料が保管されている部屋や展示がされている部屋も、空調も湿度調整もなされていない状況とお聞きしています。

 この埋蔵文化財センターは、設置条例や規則などはあるのですか。この施設は倉庫として建てられたものだとお聞きしましたが、公共施設として市民に開かれた施設として位置づけるべきと考えますが位置づけについて明確にお示しください。また、施設の現状について、保管スペースの空き状況や、人員の配置状況についての見解をお聞かせください。

 資料の保管場所が手狭になっているため、小学校の余裕教室なども利用されているとお聞きしていますが、状況をお聞かせいただくとともに、あちこちに散らばっている文化財・歴史資料について、どこに何があるといったリスト化はされているのでしょうか。また、こちらも適切な空調や湿度保管をする設備が整っていないことも心配ですが、現状と課題をお聞かせください。

  私が議員になってからも、郷土資料館の設置について何度も議会でもとめてきましたが、歴史・文化の発信拠点となり、市民の共有財産として、いつでも気軽に行ける郷土資料館の設置を改めてもとめます。

 例えば、給食センターの跡地に平屋の建物を建て、ここを郷土資料館として活用するのはどうでしょうか。私も、ここなら石川沿いを歩いて来れて、川西駅からも近く、比較的広々として使いやすいと考えます。他市で、郷土資料館の隣に道の駅が併設されているところを見ましたが、本市でも、郷土資料館を設置し、富田林市の物産品を販売する道の駅のような施設も併設するというのはいかがでしょうか。

 歴史・文化の発信拠点となり、市民の共有財産として、いつでも気軽に行ける郷土資料館の設置について、市長の見解をお聞かせください。

 

【2問目】 5.文化財行政の充実について

 市内に分散している歴史資料のリスト化は部分的とのご答弁で、作業が進まない理由として、人員が少なすぎるという現状もよく分かりました。

 ひきつづき、資料の所在については担当者が変わっても把握できるようリスト化をおこない、デジタルアーカイブで閲覧することができるようにするなど、適切な保存と有効活用に努めていただきたいと思いますので、そのための人員配置も含めて要望しておきます。

 また、新たな提案もいたしましたが、ぜひ市民の皆さんが文化財を身近に感じ、生活にうるおいをもたらす文化財行政の充実をすすめていただけるようお願いしておきます。

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