2020年6月議会 代表質問④今後の市の危機管理・緊急体制について

4)今後の市の危機管理・緊急体制について

今回の新型コロナへの対策では、国は緊急事態宣言を出し、市も感染症予防のため様々な支援の対策をとり、特別の体制がひかれました。

対策本部の設置と会議の開催、2交代の職員勤務体制、議員への定例広報、コロナ問題の市民窓口の設置、学校の休校や公共施設の利用停止など感染症予防のためのさまざまな措置が取られました。

今後、パンデミックだけではなく大地震や豪雨災害など、かつてない災害に対して、あらたな対策が求められる事態が予想されます。市は今回の教訓を生かして、今後のあらたな非常事態に備えることが必要だと考えます。

大阪府や保健所、医師会など関係機関との連携の問題では、新型コロナの富田林市内での感染者の発生状況が市に直接情報提供がなく、市内の保健所管内にPCR検査のためのドライブスルーが設置されていることすら、市民に知らされていなかったことなどがあります。市が的確な対策を立てる上でも、大阪府との正確で迅速な情報提供体制の構築が必要だと考えますがいかがでしょうか。

また、市民への対応の問題ですが、広報活動では市のホームページのコロナ関連の情報内容がわかりにくく、検索の欄が英語の表記だけで使いにくいとの声を聞いています。見やすいホームページへの改善について見解をお聞かせください。

コロナ問題での「富田林市からのお知らせ」のチラシが作成され、新聞折り込みされましたが、気付いてない市民の方も多く、市の広報車の巡回などとも連動して、新聞未購読者や折込チラシに注目されるような工夫や、孤立する可能性の高い独居世帯や、自治会に未加入の世帯にもいち早く情報が周知できる方策を検討していただきたいと考えます。広報活動の改善の対策をお聞かせください。

窓口の対応では1階に設置された市民が何でも相談できる「コロナ関連総合案内所」は好評です。一方で、各課の窓口にはシールドシートがはられ、職員もマスクを着用しているため、職員が何を言っているのかわからないという声も聞きました。窓口で、職員との会話を聞き取りやすくする工夫についてお聞かせください。

議員との連携の重要性についてもコロナ問題で改めて認識しました。感染症の情報がデマも含めて飛び交うようになり、議員への情報を求めての問い合わせがありました。学校の休校や施設の休止、イベントの中止などへの問い合わせ、給付金や貸付制度への問い合わせ、家に閉じこもることによるストレスで DVによる虐待 などの相談も増えていました。市民の置かれている状況を把握し、地域と連携しているのも市会議員です。大規模災害発生時には地元町会と連携しながら、市に情報を提供し職員と一緒に対策にあたるのも市会議員の仕事です。今回のコロナ対策では、議員との間で市の対策本部会議の内容や市の緊急対策などを情報共有し、議員から市民の要望を伝える機会を定例で持つことができました。今後も、緊急事態の発生時には、このような機会が必要だと考えますが、見解をお聞かせください。

 

【答弁】文字起こしをしています。しばらくお待ちください。

 

【要望】

新型コロナ感染症で、学校が休校になり、公共施設の休止、事業者の営業が自粛となり、市の職員の2班体制などかつてない経験をし、市民が受けたダメージの回復には手厚い援助と時間が必要です。

今回の教訓を生かし、今できる手立てを的確に打ちながら、さらなる大災害発生時にも生かせるよう、対策の強化をお願いしておきます。

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