こんにちは!田平まゆみです。
市民の皆さんのところにハガキ、カタログは届いたでしょうか?
新型コロナ感染症対策用品「選べるコロナ対策用品」を全世帯約52000世帯に各1点支給するという市の事業の事前の案内ハガキが2月8日に郵送されました(一部送付先誤りが460世帯ほど出ています)。
2月18日からは順次各世帯に、カタログと申し込みはがき等が封筒で送付されましたが、一部の世帯については、データ抽出の関係で3月4日から送付するとのことです。。。
12月議会に補正予算がかけられた際、中身も商品もわからない議案だったため、私たちは、「市民の皆さんにきちんと公平に行き渡るようにしてほしい」「求められる商品を提供できるようにしてほしい」と要望した上で、前回一致で賛成とはなりましたが、、、。
委託業者に1億円あまりもの委託料が入る全部委託の事業で、委託先の選定方法については、入札や選考委員会を経て決定するなど、公正な審査を減るよう強く求め、プロポーザル方式で選考委員会で手を挙げられた5社から審査をされました。
結果は、カタログから商品を選ぶスタイルを提案した凸版印刷が委託先として選定されました。
一番驚いたのは、全ての商品が公平に選べるわけではなく先着申込順となっており、一番人気が殺到するだろうと予想されていた商品が、当初から500個ずつほどしかない状況だったこと。これでは争奪戦になり市民の皆さんの間に不公平感が生まれるのは当然です。市民の皆さんにきちんと公平に行き渡るようにしてほしい、求められる商品を提供できるようにしてほしい、という声に逆行する形となってしまっていることは非常に残念です。
この事業について、残念ながら、色々と苦情や疑問の声が寄せられています。
「ハガキが届いた次の日に申し込んだが選んだ商品はすでになかった」実際に、人気の商品は1日で無くなったそうです。
「ネットで申し込む方がすぐに受付処理されるため、同じ日にハガキが届いても、ネットが扱えない人は出遅れてしまう」
「2月22日(月曜日)には、ネットで申し込みしようとしたところ、すでに17品目中11品目しか選べなかった」
「千趣会から届くようだけど、これって在庫処分?どうやって品目を選んだんやろう?」
「母が一生懸命選んだ品はもうなかった。考えただけ損な気持ちになった。送ってきても嬉しくない、アベノマスクの時と似たような気持ち」
「たとえ少なくても現金の方が嬉しい」などなど・・・・
この間の市のコロナ関連支援策は、色々と問題が続出しています。
事業者に全部委託して大量の委託料が委託先に流れ込み、市民や市内事業者の支援に有効に生かされていないと感じること。議会での審議を経ずに市長専決で大きな市独自の事業が決定されたこと。中身の不明瞭な議案が出てきて審査に必要な情報が少なすぎること。臨時議会を開くよう求めても応じてこなかったこと。議会で審議中の案件が議会終了前にビラとして印刷・発行されたこと。吉村市長の進める「更なる行財政改革」で市の職員が減らされており、コロナ禍という非常事態に対応できる余裕ある人員が足りないこと。
市民目線の事業のあり方や、公正な事業の進め方について、今後も声をあげ、改善を求めていきたいと思います。
3月4日(木曜日)の10時〜、私が日本共産党の代表質問にたちます。
傍聴席は定員を14名に限定して可能とすることに決まりました。オンライン傍聴もできます。よろしくお願いいたします。
長くなってしまいました(汗)が、ご覧いただきありがとうございました!!