突然の市役所庁舎「分散化」決定報告について

こんばんは!田平まゆみです☆

市役所庁舎分散配置について、続報と補足をいたします。
「現地庁舎建て替え」から転じて、「庁舎分散化」への変更を決定との一方的報告がなされた過程についてです。

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2月17日に幹事長会の場で、上のような分散配置図面が出され、この時は仮庁舎建設をやめて、代わりに一時的にすばるホールを間借りし庁舎機能を仮移転するとの内容。
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4月16日には庁議(理事者及び全部長がメンバー)で、1枚目の紙1枚で行政管理課から報告。
部長級も知ったのは前日当日のことのようです。
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4月26日に全員協議会議会に、同じく1枚目の紙1枚だけが配られ、突然、「仮移転」ではなく「本移転・庁舎分散化」を決定との報告を受けました。
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4月28日に基本設計業務委託先(プロポーザルで選定され3月29日に2年間の契約締結、設計業務本格着手にストップをかけていた)が分散化で設計を進めるよう指示。
すばるホールの指定管理者である文化振興事業団側は、この日に初めて、市長・教育長から説明を受けています。

すばるホールに本移転するのは「産業まちづくり部」と「上下水道部」のみ、と書かれていますが、これだけ多くの課が移転することになるんです!以下↓

⚫︎産業まちづくり部=道路交通課、商工観光課、農とみどり推進課、都市計画課金剛地区再生室、住宅政策課、総合事務室、農業委員会、人権市民協働課、総合事務室、農業委員会、公園緑化協会、国際交流協会
⚫︎上下水道部=水道総務課、水道工務課、下水道課

すばるホールで市民が利用できなくなるスペースは以下↓
✖︎2階 小ホール
✖︎2階 会議室1
✖︎3階 展示室
✖︎3階 清光の間
✖︎3階 アルデバラン
✖︎3階 ロビー
しかし、この後も「さらなるコンパクト化を図ってまいります」と言っているため、さらにすばるホール本来の機能の縮小が考えられます。
「新庁舎基本整備計画」の大幅な変更を市民にも議会にも意見を聞くこともなく「決定」し、基本設計の委託業者に分散化で設計業務を進めさせています。
すばるホールを日頃利用している団体などは、市役所建て替えの間、一部ホールなどが当面使えないと聞いており、この先ずっと使えなくする、という市長決定を知りません。

文化拠点としてのすばるホールの実質「廃止」に等しい内容です。
なぜなら、市長当局が言うように「さらなるコンパクト化を進めてまいります」という言葉で整合性がはかれるというならば、これからも、「設計段階でいくらでも変更可能」となるからです。

「新庁舎 基本整備計画」は、計画策定委員会で議論を重ね、その間、建て替え場所についての調査・評価・議論の末に現地での建て替えがコスト面や利便性全てに置いて評価が高く、現地建て替えが決まりました。
計画案は市民の意見聴取の場として、パブリックコメントを経て策定されるという段階も経て来ています。

それなのに、これほど簡単に計画が大幅に変えられるのであれば、委員会も議会も意味をなさず、今までの議論は無に帰すと言っても過言ではありません。

どの過程でも、「庁舎分散化」という案は一度も出ていません。それは、庁舎を分散することは市民にとっても職員にとっても利便性や効率が著しく落ちることが明らかだからではないでしょうか。
働く者の立ち場にとっても、大変な労働環境の変化になります。すばるホールの部屋は窓が無いのが特徴です。文化施設としては非常に良いのですが、労働現場としては問題になる点です。庁内連携にも多大な弊害が生じます。
いずれにしても労使合意が必要な案件である事は間違いありません。

長くなりましたが、前代未聞のことだと、職員、議員、関係機関などに動揺が広がっています。
市民の方々の財産をこのようなかたちで強引に奪う手法は許せません。
引き続き、日本共産党としても庁舎分散化、計画転換の問題点を追及していきます!

 

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