狭山池博物館に行きました★最古のため、池大阪の治水と利水

こんばんは!田平まゆみです☆
今日は午前中、後援会の皆さんと「狭山池博物館」に伺いました。ボランティアガイドさんのお話を聴きながら館内をまわらせていただくのは初めてでしたが、すごく勉強になりました☆

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日本最古のため池として大阪の農業用水を守る大切な役目を果たしてきた狭山池。
大阪は昔、海だったため土地が低く、水の流れが悪い、水の出口がないといった特徴があり、夏は水不足で困るし、水害にも悩まされるというのは今も昔も変わりません。

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土中の余分な水分を掃き出すために奈良時代頃までは「敷葉工法」が使われていたそうですが、これは今、「土中環境」の著者で 地球守 という活動をされている高田宏臣 さんが取り入れていたりして、昔の工法が見直されているんだなと感じました。
治水と利水は昔も今も最大の課題なのですね!

行基僧侶が狭山池を作ったのは7世紀前半。池を作り、その側に寺を置き、そこを管理事務所にしたそう。
行基さんの功績は有名ですが、その他にも重源さんという僧侶が石棺(古墳におさめられていたはずの石の棺桶)を水路がわりに再利用して修復をした事、罰当たりな事でもお坊さんの指導の元にやる事だからと作業員も納得したのだろうといったお話もありました。

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非常に興味深い話ですね(^^)
昔の競争入札の書類がそのまま古文書として展示されていて、その入札手順は今と全く同じであるなど、公共の土木事業の原点を見る事もできました。

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世界中から見学に訪れるという安藤忠雄建築のこの博物館ですが、どのようにしてあの巨大な堤防の展示物を運び込んだのか?などのタネ明かしは、ぜひ、実際に訪れてボランティアガイドさんから聴いていただきたいと思います♬

この博物館が作られた経緯についても詳しい方だったので、その辺もお話し聞けました。やはり担当部長の物凄い熱意があっての事で、国・府に治水利水の原点を知らせる博物館の必要性を訴え、文化財事業としては予算化がない中、「歴史的ダム保存事業」という新事業として国から予算をとれるまでねばったそう。その後は府も予算を出して…という流れのようでした。
その職員さんの先見の明には心から尊敬します!
色んな視点で学び楽しめる博物館です☆
狭山池のほとりでピクニックして解散しました(^^)
ちなみに、入館料金無料です!
車椅子の無料レンタルもあるそうです。

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