福祉避難所(ケアセンターけあぱる)を視察しました☆

こんばんは!田平まゆみです☆

今週火曜日に、富田林市内の福祉避難所として指定されている、ケアセンターけあぱる内の避難スペースを、社会保障推進協議会の皆さんとご一緒に視察させていただきました。

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説明にあたってくださったのは、避難所の所管である危機管理室から危機管理官さん、けあぱるに出向されている市の職員さん。また、増進型地域福祉課の課長さんと職員さん2名も同行してくださいました。
ベッドが2台あり、その奥は備蓄品を置くスペースに。
もしベッドが埋まった場合は隣の和室も利用する予定とのこと。もともとゲートボール場の更衣室だった場所にも備蓄品をこれから入れていく予定とのこと。

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トイレについて、大人用の横になれるスペースを設置してほしい、と車椅子で参加されたNさんが要望される場面も。

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避難所については、とりあえず協力体制ができたというのは前進ですが、まだまだ詳細は未定で課題が多いと感じました。これまでに台風の際に2名利用された実績があるそうですが、その際は福祉公社の職員さんが対応してくださったそうです。今後は、市からの職員配置などの条件整備も検討しておかなくてはならないとの話が出ました。
また、大規模災害時、停電などがあった場合には、そもそも蓄電装置がないため福祉避難所としては機能しないとの職員さんからの指摘もありました。
その際は特に、老健施設の入所者のケアで精一杯になるとのおっしゃっていました。
避難所というからには、停電時などにも3日間は機能する災害に対応できる施設にしていく必要がありますね。
やはり、百聞は一見にしかずだと感じました。

福祉避難所の概要や運用について、危機管理官さんの説明メモから覚え書きとして、現状と課題など、こちらに残しておきたいと思います。
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■福祉避難所の概要説明
福祉避難所とは、主として高齢者、障がい者、乳幼児、その他配慮を要するもの(要配慮者)の円滑な利用の確保、相談・助言等の支援を受けることができる等の環境が確保された避難所。
※一般の指定避難所での生活に支障がる人に対して、バリアフリー環境が整った避難環境を提供するための避難所として位置付けしている。

■「けあぱる」避難所の運用(協定締結)
市と一般財団法人富田林市福祉公社(ケアセンターの指定管理者)の間で、災害発生時において、福祉施設や医療機関等へ入所するに至らない程度の(要援護者)を受け入れるため、福祉避難所の開設・運営について協定を締結(H25.9.1締結)。

・災害発生時において、一般の指定避難所にて要援護者の存在を把握したときは、「けあぱる」に対し、当該対象者の受入れの要請を行い、可能な範囲で応じてもらえるよう努めていただくものとしている。
・避難生活に必要な物資等は、市が提供する(最低限の備蓄品は市で常備する)。

→「健康づくり世代間交流スペース」の一部を避難スペースとしている。
 →電動ベッド2台、テレビ配備。
 →隣接して、バリアフリー対応トイレあり。

■開設手順
1.気象警報の発令及び地震等災害の発生時において、市(災害対策本部)が指定避難所を開設した場合、第1報として市より「福祉公社」にその旨の連絡を行う。
2.第1報の連絡を受けた福祉公社は、指定された職員が自宅待機等の措置をとる。
3.市が福祉避難所の開設を決定した場合、第2報として市より福祉公社に連絡を行う。
4.第2報の連絡を受けた福祉公社は、けあぱる内に要援護者の避難場所を確保する。

※市と公社の相互連絡は、要支援者対策部(増進型地域福祉課等)及び公社(総務課)が行う。
→事前に連絡先・順位等を共有している。
※現段階で、要援護者の直接避難は、想定していない。

■運営体制については、
・H25.9に協定を締結したが運用にかかる細かい条件等は未定で、今後の検討課題。

・福祉避難所としての協力を依頼しているが、「けあぱる」としては、「老健施設」「健康づくり世代間交流スペース」等の通常業務もあり、要配慮者への充実した支援に手が回らない場合がある。
↑ここは市からの担当職員配置などの対応が必要。そのあたりの具体的シミュレーションも課題。

■その他
・「けあぱる」のほか、「総合福祉会館」「かがりの郷」も福祉避難所となったが、こちらの2施設は、まだどのスペースを福祉避難所として提供するのか等の詳細も決まっておらず、運用にかかる細かい条件等も未定。

↑いずれも災害時に、市との連絡調整により、臨機応変に対応する予定、とのことですが、細かいシミュレーションの必要性を感じました。

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