『じないまち能』を観に妙慶寺さんに伺いました☆

こんばんは!田平まゆみです。今日は富田林の寺内町へ『じないまち能』(能楽鑑賞とワークショップ)を観に妙慶寺さんに伺いました☆

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本日の演目は半能『敦盛』。源氏と平家の戦いで、16歳で命を落とした平敦盛の悲劇です。
⚫︎仕舞
⚫︎敦盛の物語の背景を解説
⚫︎着付けワークショップ:白い襦袢から敦盛になっていく過程を見せていただく。超貴重!
⚫︎琵琶語(琵琶を演奏しつつ物語る):竹本旭将さん
⚫︎半能「敦盛」
という流れで、たっぷり2時間半、お能の幽玄の世界に浸らせていただきました☆

お能の演目の中で今回のような戦をテーマにしたものは「修羅もの」というそうです。その中で、「負け修羅」は十数曲あるそうですが、「勝ち修羅」は3曲しかないそうです。悲劇の方が人気があるのですね。
基本的に能では、戦であっても甲冑は付けない、馬などは出てこない(昔はあったようですが)、武器などのアイテムを直接使わず連想させる、、。
片袖を脱いで戦う意志を感じさせるが甲冑は着ておらず、本心では誰も戦いたくない、というその狭間で揺れる武士の心を見るのが能である、と。
美しい白い顔(面)。こんな人が戦うの?とても勝てる気がしない、、そうしたディティールが憐れを誘います。ご説明をお聴きしてより世界観を知って鑑ることができました。

シテの梅若堯之先生は富田林市民会館で、ワキの廣谷和夫先生は富田林中央公民館で、それぞれ謡を指導されている無形文化財保持者の方です。
私は知人宅で廣谷先生に謡いを習っているのですが、ここ最近お休み中で失礼しています^^;
それにしても、今日は、お能の凛とした世界観、格好良さにずーっと痺れっぱなしでした!
琵琶の演奏も初めてお聴きし、哀愁ある音色声色に感動しました☆
妙慶寺さんのお庭も素晴らしかったです。

またぜひ次回を楽しみに。。文化の息づかいを伝え次の世代にバトンを繋ぐこうした企画を精力的にしてくださっている皆さんに心から感謝します。
また、すばるホールが市役所庁舎の本移転先になるという方針が出たとき、「じないまち謡講同人」さん達も、市議会に請願書を出して声をあげてくださいました。そうした皆さんのおかげで本移転ではなく、仮移転にとどめる事ができました。
引き続き私も様々な角度から応援していきたいと思います本当にありがとうございました✨

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