『富田林市文化振興ビジョン策定委員会』を傍聴しました

こんばんは!田平まゆみです☆

本日、14時から『富田林市文化振興ビジョン策定委員会』が開催され、私も傍聴させていただきました。
16歳以上の市民から無作為に1500人を抽出して文化振興に関するアンケートを実施され、459件集まった。その調査結果報告資料を元に、今後の文化振興に関する市のビジョンについて議論されました。
司会進行では委員全員の意見を取り入れようと努力されていましたが、残念ながら、本来事前に委員さんの手元に届くべき資料が当日配布されたそうで、議論の内容は、実演芸術の発展・継承といった本質的な部分に焦点を当てた物にはなっていなかったように感じました。
受託業者は「地域計画建築研究所」という会社さんですが、当日に資料を配布するというのは、これだけ重要な会議で、しかも4回の議論でパブリックコメントに進むという中で、非常に問題だと感じましたので、今後改めていただきたいと思います(他の関係者からも苦言をお聴きしましたので、受託業者さんにも申し伝えましたが)。

【委員の方からの意見】印象に残ったもの中心に
⚫︎富田林市民の文化芸術に触れる機会は全国的には比較的多い方と認識。特に子育て世代が機会が多いとのアンケート結果。子どもたちへのアプローチが大切
⚫︎文化に関心がない人を無理矢理多動的に引き寄せるのではなく、自ら文化に触れていくためにも文化に出会える機会、キッカケ作りを
⚫︎障がい者団体の方からは、すばるホールのステージに車椅子で上がれるようにしてほしいとの意見
      ↑
文化振興事業団からは市に対して数年前から要望されているとお聴きしていますので、市として是非この機会にステージのバリアフリー化を実現して欲しいです
⚫︎食は文化なので、すばるホールに良い食堂を入れて
⚫︎富田林市内に資料館が必要、、、、etc

秋祭り・だんじり、食文化、文化財、、、といったワードが様々出されましたが、「この委員会がビジョン策定するとしている『文化』のそもそもの意味範囲について」から出発した話し合いがもたれるべきなのではないかと感じました。
また、文化芸術に興味がない人をどうやって興味持たせるかというような議論よりも、今現在文化発展に寄与されている方々をもっと高く評価して、そうした方々がどのように今後について夢を描いているのか?といった想いに寄り添う議論があっても良いのではないか?と感じました。
委員さんは、それぞれ、絵画、声楽、コーラス、オーケストラ、日舞、国際交流、障がい者団体、コミュニティの場づくり、、、などに関係する多様な方々が参加されていますが、さらに多くの文化芸術関係者が集い交流できる場作りをスピンオフ企画としてやる中で文化芸術に携わっている人たちからの意見を集める事も重要ではないでしょうか。富田林市の独自性や具体性のある議論を経て、中身の濃い文化振興ビジョン策定ができるよう、今後期待します。
次回日程のお知らせがきましたら、またこちらでもご案内致します^ – ^

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