ハラスメントは人権問題◆おすすめの本のことなど

こんばんは!田平まゆみです☆
今日は、ハラスメント問題について。これも、これからの私のライフワークの1つになりそうです。
なぜなら、ハラスメントは人権問題だからです。
そして、経験者にしかその辛さ、深刻さはわからない、極めて当事者性の強いものだからです。
だからこそ、あらゆるマイノリティへの人権差別をなくすといった課題と同様に、ハラスメントに対する社会的理解を広げ、ハラスメントを根絶するために取り組んでいかなければならないと思っています。

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もし、ハラスメントに悩んでいるという方がおられましたら、ぜひこの本を読んでみてください。
(「モラルハラスメントが人も会社もダメにする」が個人的にはおすすめです)
かなり分厚い本ですが、あっという間に読んでしまいました。非常に頭の中がクリアになります☆
理解できなかった理不尽な行動に苦しめられたり、態度や情報遮断、ガスライティング(嘘の情報を振り撒く、1人にだけお茶を出さないetc…)など、典型的な事例と、イルゴイエンヌ医師がどのようなアドバイスをしてどのような経過を辿ったか、、まで書かれています。

精神科医の先生方が最近youtube などでも、モラハラ加害者について、自己愛的変質者という言葉で表現しており、そういう人の行動パターンも詳細に分析されています。

色々な方がこの、マリー・フランス・イルゴイエンヌ医師の著書から引用して本を書かれていたりもしますが、この方の膨大な知識は、ハラッサーから身を守る術を伝えるだけでなく、ハラスメントが蔓延すると、会社や組織を腐敗させ衰退させていく、と警告しています。
イルゴイエンヌさんのすごいところは、労働組合や企業、政治について、精神科医たちはもっと理解しなければならない、としているところです。
そういう事を理解した上でなければ、実際、有効なアドバイスはできないと思います。
ハラスメントを行なう人に心地良い環境を提供している組織の問題に目を向けず、”1対1の個人間の問題である”といまだに考えている社会的無理解が、ハラスメント被害者を会社や組織から追いやっている例が後を絶ちません。

多くの方がこの本により救われてきたと思います。組織としてハラスメント憲章を持つことやハラスメント対策として外部委員や第三者機関での検証体制、専門家による相談体制が整備されていない組織は、本当に真剣にこの問題に取り組んでいかなくてはならないと感じます。
久しぶりに、ハラスメント研究会も開催を予定しています。また日程が決まりましたらお知らせさせていただきます♬

最近、私のところへも、ハラスメント被害に悩む方からのご相談も増えてきています。
ぜひお一人で悩まずにご相談ください。

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