田平まゆみです★
突然ですがみなさん、富田林に大昔、象が棲んでいたって知っていますか?
アケボノ象という体高2メートルほどのこぶりな象の足跡が、石川の金剛大橋下流域にはたーっくさん発見されているんです★
アケボノ象は50万年〜100万年前に棲息していたとされていて、有名なナウマン象よりももっとずーっとずーっと太古の象なんですって!
先日、「古代ゾウの足跡化石と化石林」の研究調査、普及活動をされている市民団体の方が私のところへ訪ねてこられて、石川の河川敷沿いにある足跡や立ち木化石など案内してもらいながらお話をお聞きしました。
▲樹木の化石
アケボノ象の足跡化石は全国でも珍しくて、大阪で発見されているのは本市だけとのことですが、なによりも、象の足跡化石と一緒に大小の鹿や樹木といった化石がセットで出土することはさらに貴重で、樹木と水飲み場の位置関係や当時の生態系などが想像できるとても重要な資料と言えます。
人類がまだ出現していない太古の昔、この辺りが象や鹿の楽園だったという事は、非常にロマンにあふれていると思いませんか?
「想像(創造)の翼、ロマンの町」というのは私が勝手に考えた富田林のキャッチフレーズです(笑)が、旧公会堂跡地に、「(仮称)きらめき創造館」という生涯学習センターが今年オープンしようとしているので、そこにひっかけて「創造」というのを入れてみました☆
それにしても、富田林なんでもかんでも「きらめき」やな〜、と最近言われますが、確かに「きらめき」ばかりじゃ芸がないしややこしいので、もう少し新たなキーワードを入れてほしいな〜、と思いますね。施設の名前についても、公募で決めるなどしてほしいです。、、、と、話が横にそれましたが、
私は何度も文化財について取り上げていて、国の重要文化財である国指定の史跡であり、歴史をひっくり返すほどの大発見であると研究者からも言われている「新堂廃寺跡・オガンジ池瓦窯跡・お亀石古墳」についても、きちんと整備して史跡公園にするなどの対応が必要と求めてきました。
だから先日出された29年度の市長の施政方針に、『国史跡「新堂廃寺跡」「オガンジ池瓦窯跡・お亀石古墳」の保存活用計画策定に向けて検討してまいります』と載ったのを見た時は嬉しかったです。
皆さんに、すごい歴史遺産が富田林にあるんだ!ということをもっと知ってもらい、みんなでそのストーリーや価値を共有できる施設整備、環境整備をしていけるよう、3月議会ではアケボノ象の足跡化石についても触れつつ、引き続き文化財行政の充実についても頑張りたいと思います!
ありがとうございました!